手ぬぐいの両端のほつれたところって、その都度切って整えた方がいいのか放置した方がいいのか迷える子羊、庄司@制作です。
そうそう、私が前回書きました「とけると×××ちゃう」について、
後日東さんから
「『とけると』ではなく『とろけると』です。とけると、とはえろさがちがうとおもうのです」
とのご指摘を受けました。
お詫びして訂正します。
そういう部分に手を抜かないところが、東さんの魅力だとおもいました。はい。
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さて26日の稽古後、嵯峨ちゃんと2人で晩ご飯を食べに行きました。
嵯峨ちゃんは、家に食糧がなく、肉が食いたい、肉が食いたいと唸りながら夜の街を徘徊する先輩(私)に付き合ってくれる心優しい子です。
嵯峨ちゃんは、徒歩の先輩(私)の隣を、黄色いチャリを押しながら同じ歩幅で歩いてくれる心優しい子です。
嵯峨ちゃんは、大通りを歩きながら「ココイチでカレー食おうぜ」と言う先輩(私)に「肉食べたいんじゃなかったんですか」と突っ込みつつも一緒にお店に入ってくれる心優しい子です。
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お店に入った私たちは、お互いに黙って注文を決めました。
先に私が店員さんに「ビーフカレーお願いします」と言うと、
嵯峨ちゃんは恥ずかしそうに「あっ…私もビーフカレーお願いします」と言いました。
「かぶっちゃったね」私が言うと、
「ふふふ、そうですね」と嵯峨ちゃんははにかみました。
私はカレーと目の前の嵯峨ちゃんに心奪われていたため、この日の食事と嵯峨の写真はありません。あしからず。
***
前回「八月のシャハラザード」の時も話題に上っていましたが、
嵯峨瞳、なかなか自分から喋らない女の子です。
ホームの劇団かっぱで大人数でいるときは活発な面やお茶目な面もたくさん見せてくれるのですが、
1対1となると、2年目の付き合いの私でもATフィールドを中和するのになかなかの努力を要します。(でも、出会った時と比べるとだいぶ心を開いてくれるようになった、と日々妄想しています)
この日も、互いの近況や劇団かっぱの話、ピンポロの話、と色々と話したものの、途中で会話は途切れお互いに黙々をカレーを食していました。
話す話題なくなったけどまぁいいかなー、嵯峨とだったら別に黙って飯食っててもそんなに気まずくないしなー、と思っていたその時。
珍しく、嵯峨自ら私に話題を振ってきたのです。
「アースさんは、今、野望とかありますか?」
なんだそれ。
そんな「最近面白い映画あった?」的ノリで訊くことなの?
ていうか野望って誰しも普通に持ってるものなの?
それに食事の席で「野望ある?」と訊かれて「あーうん最近はねー」などと易々と人に教えられるようなものを果たして野望と呼べるの?
色々な思いが脳内を駆け巡る中、私が発した言葉は「は?」でした。
とりあえず急に野望と言われても思いつかないので、マイブームを答えました。
近頃の私のマイブームは「シュールな劇団名を考えること」です。
今まで「劇団高野豆腐」とか「劇団フライ返し」とかどうでもいい劇団名を色々考えましたが、
個人的に気に入っているのは「劇団日本スノーボード協会」です。
あと、「劇団一発屋 第2回公演」。
それを話したら嵯峨は「あはは、そうですかー」と言って再びカレーを食べ始めました。
なんだったの。
やっぱり野望を話さなきゃだめだったの。
***
嵯峨が「わたし、下ネタ入れないと脚本書けないんですよね」という迷言を残したところでこの日の食事会は終了しました。
一見クールに見える嵯峨ちゃんですが、お茶目で不思議な魅力にあふれた素敵な女の子です。
舞台上でのイメージを壊さない程度に、全国1000万人の嵯峨ファンのために、その辺の一面もちらっとご紹介していけたらなと思います。
以前、嵯峨の眼前に突然カメラを回り込ませて撮ったもの。
完全に不意打ちだったのにも関わらず、このフォトジェニックっぷり、流石です。
この写真載せていいか嵯峨に聞いてないことを今思い出しました。
ごめん。
でも、嵯峨さんすてき。
庄司@嵯峨ファン
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