夜分に突然こんばんは、なおこです。
他のみんなが書いてくれてるとおり、今日(日付的には昨日)、ピンポロはカレー祭りでした。
ほんと、twitter上で、一時、TLをすべてカレーのネタで占拠してしまい、本当にッ……!すまなかったとッ……!思ってるッッッ………!
というわけで。
カレー祭りのために水沢産の生米をタッパーに忍ばせてカバンに入れたまま職務質問の恐怖と戦いつつ盛岡市内のあちこちを挙動不審に放浪した話については、のちほどゆっくり報告させていただくとして。
今日は、夜に通し稽古がありました。
通し稽古の前に、岩手日報さんの取材を受けました。
受けましたといっても、おもに受けたのはプロデューサー&演出の東さんでして、
私はその横で、制作的なことの説明をしつつ、東さんが話すことを聞いていました。
ピンポロの前回公演のブログにも同じようなことを書いた気がしますが、
私は、こうやって演出が取材を受けているのを、制作担当として横で聞いている、この時間がとても好きです。
それはピンポロに限らず、どんな劇団・ユニットにおいても。
普段、稽古中にはなかなか聞けないような内容の話が聞けるから。
こうやって取材に立ち会うと、気が引き締まります。
演出の思いを受けて、じゃあ自分は制作担当としていったい何ができるのか。どうすればいいのか。
そういうことをあらためて考えるいい機会なのです。
取材を受けて、あらためて考えたこと。
今回のピンポロ、制作が5人います。
これって盛岡演劇界ではかなりレアなケース。
だいたいの場合、もっと少ないのです。多くて3人とか。
ただ、
「5人いるから、ひとりあたりの仕事量が5分の1になる」
かといえば、けっしてそんなことはないのです。
むしろ、人が多いからこそ、普段よりもきめこまかく仕事をすることが可能なので、
実際の仕事量は5分の1どころか、1.5倍くらいになってるんじゃないか…っていうかんじです。
「きめこまかく仕事をする」って、
制作にとってはすごく理想的な仕事方法なのだけど、
普段は人手がないがゆえ、なかなかできずに悔しい思いをすることが多い、そんな現実。
でも今回は、もしかしたら、
自分たちが理想として掲げた、「きめこまかい制作の仕事」というものを、
完璧に…とはいかないかもだけど、なんとか実現できるかもしれないのです。
私たち5人は、
もともとそれぞれ所属も違うし、
普段の立ち位置も社会人だったり学生だったり様々で、
制作としてのキャリアやノウハウ、得意分野にも差があって、
例えば、20キロ先の同じ到達点にたどり着くことが最終目標だとしても、
ある者はなだらかだけど距離の長い道を歩くことを選び、
ある者は近道だけど獣道を歩くことを選び、
ある者は距離も難易度も程よい道を選び、
ある者は1日1本だけ来るバスを気長に待ち、
ある者は通りすがりの車をヒッチハイクし…みたいな、
けっこう感覚やら価値観やらなにやらいろいろ違う5人だったりします。
でも、そんな5人が力を合わせるからこそ、見えてくるモノもいっぱいありました。
道中、方向性や業務内容についていっぱい話し合いもしました。
チラシ裏面の表記方法について、本気で言い争いをしたこともありました。
でも、その争いの中からも、いろんなモノを見出すことができました。
これから本番が終わるまでに、もっと沢山のモノが見えると思います。
楽しみです。
この公演を通じて、それぞれが持っているノウハウをお互いに学びあい、
それぞれがやがて自分の戻るべき場所に戻ったとき、
今回の経験を活かして、よりよい制作スタッフとしての仕事ができるようでありたい。
そう思います。
…たまには真面目なこと言うっしょ?やればできる子なんだよ、エヘエヘ。
なおこ@制作(びっくりするだろ…これでも制作チーフなんだぜ、俺…。)
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