カレー祭りから一晩経過。
カレーと唐揚げで満ち足りたピンポロメンバーの胃袋は、そろそろからっぽになったかしら?
さて、昨日の話。
いつもどおりさわやかな朝を迎えた私は、
「白米、皿、スプーンを持参のうえ、集合するように」というカレー番長ひらかわさんからの指令を遂行すべく、
我が家にあったこのひとめぼれの袋を開封し、
…あ、てゆーか、このひとめぼれ、水沢産です。
え?聞こえなかった?
もういちど言いますね。
水沢産です。
念のためもういちど。
水 沢 産(以下省略)
で、まぁ、開封し、1合分を計量のうえ、
タッパーに詰め、
どーん。
このように、カバンの中に忍ばせます。
さりげなく、財布やポーチと同じようなテンションで忍ばせるのが、通(つう)のやりかたです。
そして、この大量の白くてアレな粒(=米)を所持したまま、
不審がられないように堂々と、盛岡の街を闊歩。
この道中、うっかり不審な行動をして、職務質問などされてしまったら全てが台無しです。
「あー、きみ、きみ」
「えっ…な、なんです…か…」
「ちょっとカバンの中、見せてくれる?」
「ちょ…ま…それは無理…!」
「ごめんねーちょっと見せてもらうからー」
「あっ…あーーーーーーー!」
「キミ、このタッパーに入った白い粒は何かなぁ?」
「………」
「ちょっと署まで同行してくれる?」
「やーめーてーー!カレーが、カレーがぁぁぁぁぁ」
(BGM:聖女たちのララバイ)
なんてことになってしまったら、私はカレーを食べられないばかりか、不法所持でタイーホです。
それだけはなんとしても避けたい。
私のカバンの中に大量の白い粒(=しつこいようですが米)が入っていることは、誰にも知られてはならない。
そう、これは極秘ミッションなのです。
なので、あくまでナチュラルなオーラを保ちつつ、いろいろ用事をこなし、
立ち寄ったフレッシュネスバーガーでは酸味の強いライムソーダで気持ちを整え、
途中ロフトに寄って来年の手帳をGETし、
「来年までなんとしてもこのまま平穏無事に生き延びなければならない」
と思い直したあと、
盛岡城跡公園の紅葉と青空のコントラストが素敵だなと思ってカメラを向け、
「こんなに天気もいいし景色もいいのに、私はいったい何をやっているのだろうか」
という思いを必死に胸の奥に押し込め、
足早に盛岡劇場へと向かったのでありました。
さて、盛岡劇場に到着。
ひらかわさんから「盛岡劇場の調理室を予約しましたので、そちらに集合」
との連絡を貰ったので、調理室がある3階までエレベーターで上昇。
3階に着き、エレベーターのドアが開くと、そこには、もっさん(盛田くん)の姿が。
お互い、うやうやしく朝の挨拶。
誰かが米を忘れてきてもいいように…と、米を4合もってきたという男気溢れるもっさんと共に、
雑談をしつつ他のメンバーを待っていると、
ひとりまたひとりとエレベーターで上昇してくるピンポロメンバーたち。
印象的なのは、皆が皆、にやにやしながらエレベーターを上がってくること。
皆、カレーが楽しみで仕方ない様子。
少し経って、ついにひらかわさんが圧力鍋を抱えて到着。
調理室にカレーが持ち込まれた世紀の一瞬。
ひらかわさん作・豚バラ燻製風カレー。
すっごくいいにおい。
いやー、わくわくしますね。
とはいえ、カレーは完成しているものの、肝心のごはんがまだなので、
それぞれが持ち寄った大量の白い粒(=くどいけど何度でも言おう、米)を提出。
紫波、水沢、一関、岩手町など、県内各地の名産米が一堂に会した貴重な写真。
これをブレンドして、ごはん炊きます。
1升分の米をとぐ、ひらかわさん。
慣れた手つきです。
このあと、別の米をといだじゅんじゅん(菊地潤)も、慣れた手つきでした。
さらにこのあと調理に加わるみねさん(後藤一峰)も、慣れた手つきでした。
料理に慣れてる男の人って、素敵よね。
で、ごはんを炊いている間に、みねさん合流。
みねさんが持参したのは大量の食材。
手元にあるのは、下味をつけた鶏肉。
なんと、ここで唐揚げを作ってくれるんですと!
メンバーのテンションは上がるばかりです。
揚げたての揚げ物っておいしいよね。
みねさんが唐揚げを半分ぐらい揚げ終わったころ、
ご飯も無事に炊け、カレーもあたたまったので、
稽古場でストレッチしながら待ってるみんなをお呼び出し。
完全に給食っぽい。
もしくは炊き出し。
奥に見える炊飯器から自分でメシを盛り、
手前にあるカレーをかけ、
さらに奥にある(写真には写ってないけど)からあげを好みでのせる…という豪華さ。
じゅんじゅんの後ろにいるたかま(高橋真人)がきちんと気をつけをして待っているのが素敵です。
たかまがこの写真の直前、皿etcを忘れていちど家に戻り、
さらにその道中で自転車がパンクするという、
このタイミングでそれかよ!という不運におそわれながらも、
それでも無事にカレーにありつくことができた、いやー本当によかったよかった
…という一連の流れについては、ここでは省略します(笑)
私のカレー。
ひらかわさんお手製カレー自体があまり辛くなく、マイルドな味わいなので、すごく私好み。
お店で売ってるカレーみたいに奥の深い味でした!まじうま!
みねさんのからあげもサクサク&ジューシーで、
カレーといっしょに食べるとおいしさ倍増。
いっぱい食べて、おなかいっぱい。心もいっぱい。そんな昼下がりでした。
このあと、後片付けしつつ、いなさん(稲邊弘康)がもってきてくれた茶葉で緑茶をいただき、
「こういうのって、いいねぇ」
と、みんなでほっこりしつつ、カレー祭りは幕を閉じたのでした。
稽古は稽古で勿論きっちりやるとして、
スタッフワークはスタッフワークで勿論きっちりこなすとして、
こういう遊び要素的なものに対し、みんなで協力して取り組むことでより一層団結力も深まったように思います。
なんていうか、小学生の林間学校みたいな?そんなかんじ。
本番終わるまではもうこういった機会もないかもだけど、
無事に本番を終えて、落ち着いたら、またやりたいなぁ。
…今度はお好み焼き、なの?
で、その日の夜は通し稽古をして、解散して、そのあと私は
ま た カ レ ー 。
そのうちいろいろ黄色くなりそう。体中。
黄色好きだからいいけど。←そういう問題ではない
なおこ@カレーブログだっていいじゃないか、ピンポロだもの
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