空を自由に飛びたいな。
ハイ!ひらかわです。
xbox360版マインクラフトを購入してセカンドライフを満喫、廃人になりつつあります。
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今日は、
「面白い」とは何なのか、について考えてみようと思います。
検証とかしてないので、とても曖昧なのですが「面白さを感じる条件」は、
1)本来の結果とはズレがある、または逆である
2)別な事柄から似たようなものを持ってくる
このふたつに大別できるのではないでしょうか。
「変顔」は1に、
「■■とかけて□□と解きます」みたいなのは2に分類される感じですね。
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さてここで、みなさんお馴染みの大友克洋先生の作品、
「AKIRA」の名ゼリフを使って(1)について考えてみます。
超能力を得た鉄雄が、金田に向かって不遜な言葉を吐き、かつてはリーダー視していた金田を呼び捨てしたあとの、金田のセリフです。
金田:さんを付けろよ、このデコスケ野郎。
ここでセリフの性質を逆にすると、
金田:さん付けなんて止めてくださいよぉ鉄雄さぁん。
逆ではなく、少しだけずらすと、
金田:さんを付けろよ、この経済ヤクザ。
逆どころではなくしてみると、
金田:さんをつけろよ!街はゴミ箱じゃない!あと天使なんかじゃない!パーリィナイッ!
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ここで、我々の脳細胞は高速回転します。
なぜ金田が自己を卑下するのか。
鉄雄が巨額の金をやりくりしたのか。
おい、おかしいだろ。
など。
これらを瞬時に理解し、我々は笑います。
しかし人間が主に言葉によるコミュニケーションをする生き物である以上、偏差が発生します。
経験や環境により、そのズレをズレだとは強く認識せず、結果「おもしろくない」という涙の結末を迎えます。
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いっぽう、我々が、この「金田の改変ゼリフ」を発するとき、前述のようなロジカルな作業を無意識に行っているのです。
これは驚嘆すべき出来事であり、まさに「人間賛歌」と呼ぶにふさわしい、感動的なものです。
僕は涙せずには居られない。
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